読み始めた動機は四書五経を読破してみたいという好奇心です。あえて原文を載せない配慮のおかげで、テンポよく論語を学ぶことができました。
論語の中で、特に気に入った2つを紹介します。※訳は自分流です
子曰く、其の以うる所を視、其の由る所を観、其の安んずる所を察すれば、人焉くんぞ廋さんや、人焉くんぞ廋さんや。
訳:その人がどう行動し、何をよりどころにし、何に満足するかが分かればその人物ははっきりわかる。隠せるようなものでは無い。
所感:新しい人と出会った際、その人を理解するのに役に立ちそうな指標を得ました。
子曰く、学は及ばざるがごとくするも、猶お之を失わんことを恐る。
訳:学問は際限なく学び続け、学んだことを忘れないか恐れる。そのような心構えで学習するべきだ。
所感:日々学び続けることは必須であるが、学習は身にならないと意味がないということを諭される言葉。論語全体を通して、孔子の学問に対する姿勢を学ぶことができます。(学問以外にも多くの大切な心を学ぶことができます)
1度読んだだけでは、全体の3割も理解できていない感覚です。年に1回は読み、自己の行いや考えを省みたいと思います。また、読み進めるうちに「資本主義の現代で通用するのだろうか」と考えることがありました。そういった問いには論語と算盤/渋沢栄一が答えてくれるのでしょうか、いづれ読んでみます。
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