read’現代語訳 論語 (ちくま新書)’

読み始めた動機は四書五経を読破してみたいという好奇心です。あえて原文を載せない配慮のおかげで、テンポよく論語を学ぶことができました。

論語の中で、特に気に入った2つを紹介します。※訳は自分流です


為政第二 10 子曰視其所以章

いわく、もちうるところところやすんずるところさっすれば、ひといずくんぞかくさんや、ひといずくんぞかくさんや。

訳:その人がどう行動し、何をよりどころにし、何に満足するかが分かればその人物ははっきりわかる。隠せるようなものでは無い。

所感:新しい人と出会った際、その人を理解するのに役に立ちそうな指標を得ました。


泰伯第八 17 子曰學如不及章

いわく、がくおよばざるがごとくするも、これうしなわんことをおそる。

訳:学問は際限なく学び続け、学んだことを忘れないか恐れる。そのような心構えで学習するべきだ。

所感:日々学び続けることは必須であるが、学習は身にならないと意味がないということを諭される言葉。論語全体を通して、孔子の学問に対する姿勢を学ぶことができます。(学問以外にも多くの大切な心を学ぶことができます)


1度読んだだけでは、全体の3割も理解できていない感覚です。年に1回は読み、自己の行いや考えを省みたいと思います。また、読み進めるうちに「資本主義の現代で通用するのだろうか」と考えることがありました。そういった問いには論語と算盤/渋沢栄一が答えてくれるのでしょうか、いづれ読んでみます。

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