アンサンブルコンサートの前後を描いた作品。作品を通してのテーマは、「目に見える、耳に聞こえるものでは無いところに肝がある」ということかなと推察。また、終始「かわええな~^」と思っていました。
部長という役割になれない黄前。かつての先輩の姿を真似してみるも空回ってしまう(目に見える部分を真似するだけでは上手くいかない)
うまく演奏できない部員に対して、高坂は「リズムが遅い」「抑揚がない」といったアドバイスをするのに対し、黄前は「打楽器は息をせずとも演奏できるがゆえに、呼吸のタイミングが合っていない。だからリズムが合わないのではないか」という表面的ではないアドバイス。そして、このアドバイスの結果、演奏が格段に良くなる。
うまくいかないことがあったとき、表面的な事実を分析することも大事だが、それを引き起こしている原因を探ることはとても大切だなあと思った。そして、そういったアドバイスができる黄前は部長に向いているなあと。