全国を目指す吹奏楽部の話(公式HP)。自分が進みたい道の途中で壁にぶつかったとき、色々なことに折り合いをつけて諦めちゃう人もいるし、自分の信じた道を突っ走る人もいる。「どちらの決断が正しいか」ではなく、決断は自分の意志で行われ、自分の決断は自分で責任を持つことが大切。自分にも相手にも好きなことにも正直に向き合うことで、後悔しない決断・質感のある人生を得ることができる。そんなことを思えたアニメでした。
高校時代に一時的にサポートとして合唱部に所属していたのですが、合奏や合唱はいいですよね。心地よい一体感がありますし、練習の成果を本番一発にかけるドキドキが好きです。特に高校部活という限られた期間での研鑽が問われる活動は見る側でも心を奪われます。福岡では毎年4月の頭に年末の第九合唱を募集しているみたい(参考)なので、次は応募しようと思っています。
私は芸術の中でも特に音楽が好きで、心情を表現する方法として言葉(特に文字)や絵などよりも扱いやすいから好きなんだと思います。自分の想いを言葉で表現する際、自分の語彙がボトルネックになります。アウトプットまでの速度も思考時間の分だけ落ちますし、自分の語彙では表現できない想いが削げ落ちます。その点音楽は頭を空にして、声や音を出すだけで良いです。本作でも、各登場人物の心情が演奏に表れている箇所がいくつもありました。(ちなみに言語学自体は面白いなあと思っていて、ゆる言語ラジオを散歩中によく聞いています)
本作の劇場版をまだ見ていないし、特別編も夏に公開されるみたいなので楽しみです。
突然ですが、わたしは最近知人を亡くしました。共通の知人から「キミから見てあいつはどんな奴だった?」という質問を受け、これに対して答えることができませんでした。頭の中にはその人との日々が想起されるだけで、その思い出に合う言葉を探し、文法を組み立てるという作業ができませんでした。心情を言語化するのが好きではないから出来なかったのか、単に訓練不足なのか、、、